LEO MINOR

こじし座 ― しし座とおおぐま座のあいだの小さな獅子

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Constellation artwork © Johan Meuris / Stellarium — Free Art License (recolored & repositioned for display)

略符
LMi
最も明るい星
Praecipua
観測時期
春(北半球)
面積順位
64th
日本での見つけやすさ
★★★★☆
見えるが暗い・小さい

概要

こじし座は、春の宵に頭上高くかかる小さな星座です。面積は88星座中64位。しし座の背中とおおぐま座の後ろ足のあいだにはさまれ、4等星が4つ、ゆるい台形に並ぶだけの控えめな姿です。1687年にポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスが設けました。

いちばん明るいのは46番星プラエキプア(等級3.79)で、ギリシャ文字の符号がついた星はβ星ひとつだけ。α星がないという珍しい星座で、19世紀に星表を編んだ天文学者が符号を振り忘れたためと伝わります。

目立つ星も明るい星雲もありませんが、2007年にオランダの教師が市民参加型の銀河分類プロジェクトで見つけた緑色の謎の天体「ハニーの天体」など、天文学の話題を提供してきた領域でもあります。

見つけ方

4月から5月の午後9時ごろ、頭上に北斗七星(おおぐま座)と、その南にしし座のライオンの姿を見つけます。北斗七星のひしゃくの底から南へ、しし座の背中の星との中間あたりに、4等星の小さな台形があれば、それがこじし座です。東京付近ではほぼ天頂に来ます。

目印はしし座の背中の北にある、オレンジ色がかった4等星プラエキプアです。そこから西へβ星、さらに西へ21番星・10番星と続きます。星の明るさがそろっているので、周囲の暗い空の中では意外に見つけやすい並びです。

ほぼ天頂に来るため、見上げるより地面に寝転がって探すほうが楽です。街明かりの少ない場所なら、しし座とおおぐま座のあいだの「何もない」ように見える空間に、4つの星がぽつぽつと浮かびます。

神話と文化

こじし座にギリシャ神話はありません。ヘヴェリウスは1687年の星表で、しし座とおおぐま座のあいだに残っていた星座に属さない星々をまとめ、隣の大きな獅子に対して「小さな獅子」と名づけました。プトレマイオスの時代にはこの一帯の星は、どの星座にも入らない星として扱われていました。

α星がないのは、1845年に星表「英国科学振興協会星表」を編んだイギリスの天文学者フランシス・ベイリーが、この星座の星にギリシャ文字を振る際、いちばん明るい46番星に符号をつけ忘れたためと考えられています。β星だけが残りました。いちばん明るい46番星には、もともと別の星につけられていた固有名プラエキプア(ラテン語で「主要な星」)が、のちに移されて使われています。

中国の星座では、こじし座の星々は「内平(ないへい)」という裁きを司る役人の星官や、「勢(せい)」という宮中に仕える宦官(かんがん)を表す星官に含まれていました。

星の豆知識

プラエキプア(46 LMi) — 約95光年のオレンジ色の巨星で、こじし座でいちばん明るい3.8等星。プラエキプアの名は19世紀に「37番星」につけられた名でしたが、後の星図でこの星に移り、国際天文学連合の正式名でも46番星の名になっています。

β LMi — 約150光年にある黄色い巨星で、こじし座でギリシャ文字の符号をもつ唯一の星です。近接した伴星と約39年で互いを回る連星で、大型望遠鏡で分離できます。

ハニーの天体 — 2007年、オランダの教師ハニー・ファン・アーケルが、市民参加で銀河を分類する「ギャラクシー・ズー」の画像の中に見つけた、緑色に光る謎の雲です。近くの銀河 IC 2497 の中心にあった巨大ブラックホールが過去に放った強い光を受けて、ガスが遅れて輝いている「光の残像」と考えられています。

R LMi — 約370日の周期で6等から13等まで大きく変光する、くじら座ミラ型の赤い変光星です。明るい時期には双眼鏡で見え、暗い時期には望遠鏡でも見えにくくなります。

Gravity Weaver での攻略

こじし座は、ゲームでは4ステージ構成の星座。プラエキプアから始まり、β星、21番星、10番星の順に、東から西へ台形をたどります。星座の登場順はプレイごとに変わり、日本で見つけにくい星座ほどゲームでも出にくくなっています。

主役ギミックは Strong BH(強重力ブラックホール)。通常のブラックホールに加えて、質量2.5倍の赤橙色のブラックホールが1つ加わります。加速して青くなった太陽のかけらでも振り切れないので、いつもの「勢いでかすめて抜ける」手は通じません。小さな獅子らしく、無理に正面から向かわず、大きく回り込む引力場を先に置くのがコツです。

後半は重力流と減速雲も加わります。台形の星は一列に近いので、流れの向きが合うときだけ乗り、合わないときは強重力ブラックホールから離れた側を回りましょう。

こじし座を本編で描いて、集めよう

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主な星

星名 バイエル符号 等級 スペクトル型
Praecipua46 LMi3.79K0 III-IV
β LMiβ LMi4.20G8 III-IV
21 LMi21 LMi4.49A7 V
10 LMi10 LMi4.54G8 III
37 LMi37 LMi4.68G0 II
30 LMi30 LMi4.72F0 V

「Gravity Merge」の星座帳にこじし座を灯そう

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