LEPUS

うさぎ座 ― オリオンの足元にひそむ冬のうさぎ

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Constellation artwork © Johan Meuris / Stellarium — Free Art License (recolored & repositioned for display)

略符
Lep
最も明るい星
Arneb
観測時期
冬(北半球)
面積順位
51st
日本での見つけやすさ
★★★★☆
見えるが暗い・小さい

概要

うさぎ座は、オリオン座のすぐ南、リゲルの足元に横たわる小さな冬の星座です。面積は88星座中51位。3等より明るい星2つと3〜4等星6つからなる、ややいびつな四角形の体と、西の頭(μ星)から北へ伸びる2本の「耳」で形をつくります。目立つ星はありませんが、オリオン座を目印にすればすぐ見つかります。

いちばん明るいアルネブ(α Lep、等級2.58)は、太陽の何万倍もの光を放つF型の超巨星で、距離は1,300〜2,200光年と推定に幅があります。2番目のニハル(β Lep、2.81)は約160光年の黄色い明るい巨星で、色の違いを肉眼で比べられる2つです。

うさぎ座には、冬の空では数少ない球状星団M79と、「ハインドのクリムゾンスター」の名で知られる深紅の変光星R星があり、小さな星座ながら望遠鏡での見ものが揃っています。

見つけ方

1月から2月の午後9時ごろ、南の空にオリオン座を見つけたら、向かって右下の足のリゲル(オリオン自身の左足)からさらに真下へ視線を下ろします。リゲルの下、高さで10度あまり(握りこぶし1つぶん)のところにある3等星の並びがうさぎ座です。東京付近では南中しても高さ35度ほどにとどまるため、南の空が開けた場所で探してください。

うさぎ座の東(左)には、おおいぬ座のシリウスがまぶしく輝いています。オリオンの足元とシリウスのあいだ、少し暗い一帯が「うさぎ」の居場所です。α・β・γ・δ星の四角形を体、西のμ・ε星を頭、μ星から北へ伸びるκ・ι星とλ星の2本の線を立てた耳、東のζ・η星を後ろ足と見ると、身をかがめたうさぎの姿が浮かびます。

光害の強い街では四角形の4つだけを追うのが現実的です。双眼鏡があれば、γ星が黄色とオレンジの色違いの二重星に分かれるのが分かり、うさぎ座らしい楽しみ方ができます。

神話と文化

ギリシャ神話では、うさぎ座は狩人オリオンとその猟犬(おおいぬ座・こいぬ座)に追われるうさぎとされます。星空でも、オリオンの足元でうさぎがうずくまり、東からおおいぬ座がそれを追いかけているように並んでいます。神々の使者ヘルメスが、うさぎの足の速さを讃えて星座にしたという伝えもあります。

古代ギリシャ・ローマの著述家たちは、この星座をレロス島の逸話と結びつけました。島の人が繁殖用にうさぎを持ち込んだところ増えすぎて作物を食い尽くし、住民が総出で追い払ったという話で、「うさぎを増やしすぎるな」という教訓とともに星座が語られました。

アルネブはアラビア語で「うさぎ」を意味し、星座そのものの名がそのまま星の名になった例です。ニハルは「渇きを癒しはじめるラクダたち」の意味で、アラビアの古い星の見立てでは、この四角形の星々は天の川に水を飲みにきたラクダの群れと見られていました。

星の豆知識

アルネブ(α Lep) — 等級2.58。F型の超巨星で、太陽の数万倍の明るさを放ちながら遠くにあるため、見かけは2.6等にとどまります。距離は約1,300〜2,200光年と推定に幅があり、すでに進化の末期にある大質量星と考えられています。

ハインドのクリムゾンスター(R Lep) — 1845年にイギリスの天文学者ジョン・ラッセル・ハインドが「黒い野に落ちた血のしずくのよう」と記した炭素星です。表面の炭素の化合物が青い光を吸収するため、恒星の中でも際立って赤く見えます。約430日の周期で5.5〜11.7等のあいだを変光し、明るい時期なら双眼鏡で深紅の色を確かめられます。

球状星団 M79 — 約4万光年の距離にある球状星団。球状星団は夏の空(いて座やへびつかい座の方向)に集中しているため、冬の空にあるM79はめずらしい存在です。1780年にピエール・メシャンが発見し、メシエのカタログに加えられました。天の川銀河に取り込まれた小さな銀河の名残りではないかという説もあります。

γ Lep — 約29光年と近い恒星で、双眼鏡で分かれて見える二重星です。主星は黄色っぽく、伴星はオレンジ色で、色の対比がきれいなペア。主星は太陽よりやや大きなF型の主系列星です。

Gravity Weaver での攻略

うさぎ座は、ゲームでは8ステージ構成の星座。アルネブから始まり、ニハル、ζ星、μ星、δ星、γ星、η星、ε星の順に、体の四角形から耳の先まで灯していきます。星座の登場順はプレイごとに変わり、日本で見つけにくい星座ほどゲームでも出にくくなっています。

主役ギミックは 板隕石(SlabMeteor)。通常の丸隕石に混じって横長の板状隕石が出現し、通り道をふさぎます。横幅が広いぶん引力場で迂回するには余裕のあるスペースが要るので、板の進路を見てから引力場の位置を決めるのがコツ。うさぎのように小刻みに跳ねるより、大きくひとつ回り込むほうが安全です。

8つの星を全部灯すまでが長いので、序盤の四角形(α〜δ)で操作の癖をつかみ、後半の耳(η・ε)で重力流やブラックホールが加わる前に、手数を絞って進めましょう。

うさぎ座を本編で描いて、集めよう

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主な星

星名 バイエル符号 等級 スペクトル型
Arnebα Lep2.58F0 Ib
Nihalβ Lep2.81G5 II
ε Lepε Lep3.19K4 III
μ Lepμ Lep3.29B9 IV
ζ Lepζ Lep3.55A2 V
γ Lepγ Lep3.59F7 V
η Lepη Lep3.71F1 V
δ Lepδ Lep3.76G8 III
λ Lep(耳)λ Lep4.29B0.5 IV
κ Lep(耳)κ Lep4.36B7 V
ι Lep(耳)ι Lep4.45B8 V

「Gravity Merge」の星座帳にうさぎ座を灯そう

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