ドラッグで移動 ・ ホイール / ピンチで拡大縮小
Constellation artwork © Johan Meuris / Stellarium — Free Art License (recolored & repositioned for display)
ぎょしゃ座は、冬の夜に頭の真上近くまで昇ってくる大きな星座です。0等星カペラを頂点に、五つの星で描く五角形が目印で、面積は88星座中21位。天の川の中にあるため、双眼鏡を向けると星の粒がぎっしり詰まって見えます。
カペラは全天で6番目に明るい恒星(等級0.08)で、黄色みを帯びた光が特徴です。じつは1つの星ではなく、太陽より大きく育った黄色い巨星2つが約104日で互いを回る連星で、さらに離れたところに暗い赤色矮星のペアがあり、全体では四重星系になっています。距離は約43光年です。
五角形の南の頂点にあたるエルナト(Elnath)は、1930年に国際天文学連合が星座の境界を定めたとき、おうし座の星(β Tau)と決まりました。かつては「γ Aur」の符号も持っていた、二つの星座の形を支える共有の星です。
1月から2月の午後9時ごろ、東京付近では北東の高い空から天頂近くに、黄色っぽい明るい星が見えます。それがカペラです。近くに同じくらい明るい星がないので、冬の空で「頭上にひとつだけぽつんと明るい星」があれば、まずカペラを疑ってください。赤道より46度も北にあるため日本からは沈んでいる時間が短く、秋の夜更けや春の夕方にも姿を見せます。
カペラから下(南)へ五角形をたどると、おうし座のエルナト、そのさらに先にオリオン座の赤いベテルギウスが続きます。カペラ・アルデバラン・リゲル・シリウス・プロキオン・ポルックスをつないだ「冬のダイヤモンド(冬の大六角形)」の、いちばん北の頂点でもあります。
カペラのすぐ西(右下)には、3等星が細長い小さな三角形を作っています。ζ星・η星の「子ヤギたち(ハエディ)」にε星を加えた3つで、御者が抱えるヤギの子とされる星々です。都会の空でも比較的見つけやすい目印になります。
ギリシャ神話では、ぎょしゃ座は四頭立ての戦車を発明したとされるアテナイの王エリクトニオスの姿と語られます。足が不自由だった彼が馬を巧みに操り戦車競技で活躍するのを見たゼウスが、その技を讃えて星座にしたという物語です。ほかに、ヘルメスの息子で戦車の御者だったミュルティロスの姿とする説もあります。
星座絵で御者が肩に乗せているヤギがカペラです。カペラという名はラテン語で「小さな雌ヤギ」を意味し、幼いゼウスに乳を与えたヤギ(アマルテイア)と結びつけられました。腕に抱えた子ヤギたちがζ・η星で、ε星とあわせて小さな三角形をつくります。
中国の星座(星官)では、この五角形は「五車(ごしゃ)」と呼ばれ、五台の戦車と見なされました。日本語の星座名「ぎょしゃ」は馬を操る御者のことです。五角形を車輪と見て「御者の車」と覚えると、形と名前がつながります。
カペラ(α Aur) — 約43光年。等級0.08で全天6位の明るさ。主星は太陽の約10倍の半径をもつ黄色い巨星2つで、互いに約104日で公転する分光連星です。太陽と同じG型なので、「太陽を遠くから眺めたらこんな色」に近い星と言えます。
アルマーズ(ε Aur) — 距離が2,000〜3,500光年と推定に幅のある超巨星で、27.1年に一度、約2年かけて暗くなる不思議な食変光星です。暗くなる原因は、伴星をとり囲む巨大な塵の円盤が手前を横切るためと考えられていて、直近の食は2009〜2011年に観測されました。次は2036年ごろと予想されています。
メンカリナン(β Aur) — 約80光年、等級1.90。ほぼ同じ大きさのA型星2つが3.96日周期で互いを隠し合う食連星で、明るさがわずかに変わります。名前はアラビア語で「手綱を持つ者の肩」を意味します。
散開星団 M36・M37・M38 — 天の川の中を横切るぎょしゃ座には、メシエ天体の散開星団が3つ並んでいます。双眼鏡で3つとも見つけられ、望遠鏡ではM37が最も星の数が多く豪華です。近くの「まがたま星雲(IC 405)」は、オリオン座の方向から飛び出してきた高速で動く星AE星が照らしている星雲です。
ぎょしゃ座は、ゲームでは6ステージ構成の星座。カペラから始まり、子ヤギのη星、メンカリナン、北のδ星、マハシム(θ星)、ハッサレー(ι星)の順に、五角形とその上に立つ小さな屋根をたどります。星座の登場順はプレイごとに変わり、日本で見つけにくい星座ほどゲームでも出にくくなっています。
主役ギミックは Stream(重力流)。画面を横切るシアン色の流れが、太陽のかけらを矢印の向きに加速させます。御者の戦車のように勢いをもらえる半面、流れに乗ったまま突っ込むとブラックホールの引力を振り切れずに吸い込まれます。流れの手前に引力場をひとつ置き、進入角を浅くしてから乗るのがコツです。
ランが進むとパルサーや減速雲(Nebula)も同居します。五角形の星々は間隔が広めなので、流れで距離を稼ぎ、ゴール付近は小さな引力場で減速してから着地させる二段構えが安定します。
ぎょしゃ座を本編で描いて、集めよう
PLAY GRAVITY WEAVER| 星名 | バイエル符号 | 等級 | スペクトル型 |
|---|---|---|---|
| Capella | α Aur | 0.08 | G8 III + G0 III |
| Menkalinan | β Aur | 1.90 | A1 IV |
| Mahasim | θ Aur | 2.62 | A0p |
| Hassaleh | ι Aur | 2.69 | K3 II |
| Almaaz | ε Aur | 3.03 | F0 Ia |
| δ Aur | δ Aur | 3.72 | K0 III |
| Haedus II | η Aur | 3.18 | B3 V |
| Haedus I | ζ Aur | 3.69 | K4 II |
| Elnath(おうし座と共有) | β Tau | 1.65 | B7 III |
「Gravity Merge」の星座帳にぎょしゃ座を灯そう
PLAY GRAVITY MERGE