ERIDANUS

エリダヌス座 ― オリオンの足元から南へ流れる天の川

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Constellation artwork © Johan Meuris / Stellarium — Free Art License (recolored & repositioned for display)

略符
Eri
最も明るい星
Achernar
観測時期
冬(北半球)
面積順位
6th
日本での見つけやすさ
★★★★☆
見えるが暗い・小さい

概要

エリダヌス座は、オリオン座の足元から南へ、大きく蛇行しながら流れ下る「川」の星座です。面積は88星座中6位と広く、南北の長さは60度近くにも及びます。ただし川筋を作る星は3〜4等星ばかりで、明るいのは川の終点にある1等星アケルナル(α Eri、等級0.45)だけです。

そのアケルナルは全天9位の明るさをもつ青白い星ですが、赤緯がマイナス57度と深い南にあるため、日本の本州からは地平線の上に姿を見せません。沖縄では冬の夕方、南の地平線すれすれに顔を出します。日本から見えるのは川の上流、リゲルのすぐそばのクルサ(β Eri)から中流のザウラク(γ Eri)にかけての部分です。

川筋には、太陽によく似た近距離の星イプシロン星(ラン)や、小望遠鏡で見えるいちばん身近な白色矮星をもつ三重星オミクロン2星(ケイド)など、天文ファンにはおなじみの星が並んでいます。

見つけ方

12月から1月の午後9時ごろ、南の空に高く上がったオリオン座を見つけ、向かって右下の足のリゲル(オリオン自身の左足)のすぐ右上(北西)にある3等星を探します。それがクルサ(β Eri)、川の源です。そこから右(西)へ、オメガ星・ミュー星・ニュー星と3〜4等星の点々をたどり、ゆるく南へ折れ曲がる線が川の流れです。

クルサから西へ約20度進んだあたりで、川は南へ向きを変え、赤っぽい3等星ザウラク(γ Eri)を通ります。東京付近ではこのあたりまでが無理なく追える範囲で、高さは40〜50度。ザウラクの少し北にあるε星(ラン)と、その東のδ星(ラナ)が、上流と中流の目印になります。

ザウラクより南の川筋は、タウ星群(τ1〜τ9)が南の低空でジグザグに並び、さらに南でウプシロン星群(υ)を経てアケルナルへと至ります。東京では高さ15度前後のアカマル(θ Eri)あたりが限界で、川の終点を見るには沖縄以南か南半球へ出かける必要があります。

神話と文化

ギリシャ神話では、エリダヌスは太陽神ヘリオスの息子パエトンの物語に登場する川です。父の太陽の戦車を無理に借りて天を駆けたパエトンは馬を御しきれず、地上を焼き、ゼウスの雷に撃たれてエリダヌス川に落ちました。妹たちが川辺で嘆いてポプラの木になり、その涙が琥珀になったとも語られます。

エリダヌス川がどの川かは古くから諸説あり、イタリアのポー川、エジプトのナイル川、メソポタミアのユーフラテス川などが挙げられました。エジプトでは、天に流れるこの川をナイルの分身と見ていたとも言われます。

古代ギリシャ人が「川の終わり」と呼んだのは、現在のアカマル(θ Eri)でした。アケルナルは当時の地中海からは地平線の下にあって見えず、航海の時代に南の空が知られるにつれて、名前が本当の終点の星へ移されたと考えられています。アケルナルの名はアラビア語の「川の果て」に由来します。中国の星座では、ザウラクからタウ星群にかけての川の中流の星々が天の牧場「天苑(てんえん)」とされました。

星の豆知識

アケルナル(α Eri) — 約140光年の青白いB型星で、等級0.45は全天9位。明るい恒星の中でもとりわけ速く自転していて、赤道方向が極方向より3割以上もふくらんだ扁平な形をしています。日本の本州からは決して昇らない1等星として、南天旅行の目標にする人も多い星です。

ラン(ε Eri) — 約10.5光年と、肉眼で見える単独星としては太陽にいちばん近い部類のK型主系列星です。太陽より少し小さく、若く、活動的な星で、木星に似た惑星エーギルが周囲を回ることが確認されています。塵の帯もあり、太陽系の若い頃の姿を映す鏡として研究されています。

ケイド(ο2 Eri・40 Eri) — 約16光年の三重星で、主星は太陽に似たK型星。伴星のひとつ40 Eri Bは、小型望遠鏡でいちばん見やすい白色矮星として知られ、恒星が燃え尽きた後の姿を眼で確かめられる貴重な例です。

クルサ(β Eri) — 約90光年のA型巨星で、リゲルの隣にあって「オリオンの足台」とも呼ばれました。1985年には2時間あまりにわたって3等級ほど明るくなる閃光現象が観測され、原因は今もはっきりしていません。同じ一帯にはリゲルの光で輝く「魔女の横顔星雲(IC 2118)」があり、長時間露光の写真で青白い横顔が浮かびます。

Gravity Weaver での攻略

エリダヌス座は、ゲームでは5ステージ構成の星座。川の終点アケルナルから始まり、アカマル、υ4星、ザウラク、源流のクルサの順に、川を下流からさかのぼって灯していきます。星座の登場順はプレイごとに変わり、日本で見つけにくい星座ほどゲームでも出にくくなっています。

主役ギミックは Stream(重力流)。川の流れそのままに、画面を横切るシアン色の流れが太陽のかけらを矢印の向きに加速させます。流れに乗れば少ない手数で長い距離を稼げますが、勢いのまま突っ込むとブラックホールの引力を振り切れません。流れの手前で進入角を整え、抜けた先に小さな引力場を置いて受け止めるのがコツです。

星座線に含まれる星の数が多く背景がにぎやかなので、ステージ対象の5つの星を見失わないように。後半は板隕石と減速雲も加わります。流れを使う区間と、隕石をよける区間を分けて考えると、手数を節約できます。

エリダヌス座を本編で描いて、集めよう

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主な星

星名 バイエル符号 等級 スペクトル型
Achernarα Eri0.45B3 Vpe
Cursaβ Eri2.79A3 III
Acamarθ Eri2.88A3 IV-V + A1 V
Zaurakγ Eri2.97M0 III
Ranaδ Eri3.52K0 IV
υ4 Eriυ4 Eri3.55B9 V
Ran(ε Eri)ε Eri3.72K2 V
Azhaη Eri3.89K1 III

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